一般的に男性は「あんなヌルヌルするコンディショナーとやらを使うと脂性がひどくなるのではないか」と思いがちですが、実際はむしろ逆で、正しく使用すれば脂性は解消の道をたどることの方が多いです。

また、女性の中にもコンディショナーは「髪の櫛どおりをよくするためにする」と勘違いしている人が多いようですが、使用する一番の理由は、洗髪後の髪と頭皮のPHを整えることなのです。

頭皮は弱酸性の状態が望ましいのですが、洗髪後の髪や頭皮はどうしてもアルカリ性に傾いてしまいます。これは弱酸性シャンプーを使用しても変わりません。

しかも洗髪後の頭皮は顔を洗ったときに顔がつっぱるのと同じような状態になっています。これはシャンプーなどにより保護膜（皮脂膜）が必要以上に失われた為におこるのです。

顔のつっぱりはいずれ徐々に解消はされますが、もしすぐに化粧水や乳液を使用すれば保護膜が形成されつっぱりは消えます。同様に頭皮にもコンディショナーの保湿効果を与えることでPHを整え皮脂の分泌を正常化させる作用があります。

コンディショナーを使用せずシャンプーのみを必要以上に繰り返すと、皮脂の分泌スピードが速くなったり量が増え過ぎたりして、よく洗っているはずなのにフケが増えたり頭皮が荒れたりすることがあります。洗髪しているはずのに抜け毛が増える・・・そこにはこんな原因があるのかもしれません。

また、市販のものの中には頭皮の保護は二の次で櫛どおりばかり求め、皮膚の呼吸の妨げになるものも多いので、レシチン（大豆など自然の油脂）やヒアルロン酸（保湿力大）の多く含まれたコンディショナーがオススメです。